1999/09/15(水) 9月15日の深夜、NHK BSで突如、モンティ・パイソンを放映し た。いや、実際には前から番組表に載っていたのだから別に突然、放映 したわけではない。私が知らなかっただけだ。なにげなくテレビをつけ てみてなんかモンティ・パイソンみたいな番組をやっているなと思った。 でもそれは「モンティ・パイソンみたいな番組」ではなくてモンティ・ パイソンそのものだったのだ。あわてて録画した。 今回、放映されたのは「モンティ・パイソンズ・フライング・サーカス (空飛ぶモンティ・パイソン)」の第2シリーズ第1話から第3話までだ。 第1話は逃したが第2話と第3話は録画できた。最高傑作とのほまれ高い (らしい)あの第2シリーズである。特にこの第2話には「まさかのとき にスペイン異端審問」「手旗信号による”嵐が丘”」「ジェスチャーによ る刑事裁判」と傑作スケッチがてんこ盛りだ。録画できて嬉しい。でも、 とりそこねた第1話にはかの有名な「バカな歩き方(silly walk)」があっ たのに。残念だ。 今年は「モンティ・パイソン大全(須田泰成/洋泉社)」が出版された。 大変な労作だし資料的にも役に立つ(実際問題、なんの「役に立つ」のか と言われると難しいとこだが) しかしコメディのあら筋を本で読んでも やっぱり余り面白くない。実際の番組を観たくなる。ところが現在、「空 飛ぶモンティ・パイソン」シリーズのビデオはすべて廃盤になってしまっ ているらしい。悲しいことである。もう一回「チーズがないチーズ・ショ ップ」のスケッチ(第3シリーズ第7話)を観たい。あれを観て大笑いし たのはもう20年以上前の事になる。時が経つのはあっという間である。 今更ながらだが、あの番組を(しかも1960年代の時点で)BBCが 放映していたという事実は驚きである。女王陛下をネタにしたスケッチな んかもたくさんあるのに。「NHKが天*陛下をネタにしたお笑い番組を 放映する」ことを想像してみればそのすごさが分かると思う。しかしまあ、 BBCもすごいがイギリス人にとっての王室の存在と日本人にとっての皇 室の存在はかなり違うんだろうなと思う。イギリスでテレビを観ていたら チャールズ皇太子が割と気安くテレビ番組にゲストとして出演していたの で少し驚いた(最初、そっくりさんかと思った)別にカミラさんの話をし ていたわけではなく(当り前だ)野生動物の保護活動についてのコメント をしていたみたいだが。 日本のマスコミ業界では石原裕次郎と美空ひばりの悪口を言うこともタ ブーなのだそうだ。*皇陛下と同じだそうである。 子供の頃というのは笑いに対する免疫(?)が少ないから結構つまらな いもので喜んでいたと思う。「コント55号」なんて子供の頃は大笑いし ていたが今、見たらきっとすごくつまらない様な気がする。ドリフターズ は子供の時分から余り好きではなかった。 今でも気になっているのが「ゲバゲバ90分」である。あれは子供心に は本当に面白かった。でも内容についてはほとんど覚えていない。ハナ肇 (こんな字?)が「あっと驚くタメゴロー(いや、古いですね)」とか 「あんたかてアホやろわてかてアホや ほなさいなら」とか言ってたのを おぼえているくらいである。あれをやっていたのはたしか大阪万博のころ だと思う。だとしたら1970年である。ちなみにモンティ・パイソンが 最初にイギリスで放映されたのは1969年10月5日との事である(ほ ら、「モンティ・パイソン大全」が役に立った)時代的には近い。多少な りとも影響を受けたのだろうか。当時はそこまで海外の情報が入って来な かったのかもしれないが。 「ゲバゲバ90分」は井上ひさし氏をはじめかなり優秀な人達が脚本を 書いていたらしい。あれは今、観ても相当面白いかもしれない。ビデオで も出たら是非とも、もう一回観たいものだ。無理かなあ。