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趣味の日記



引越しました


2008/4/16(水)



この前の日曜(4月13日)国立から聖蹟桜ヶ丘の方に引越した。 

聖蹟桜ヶ丘と言っても駅から徒歩15分、連光寺と言われる地域で近くに公園やゴルフ場が
ある。緑がとても多い。環境がいいと言えばいいのだが何もないと言えば何もない。場所と
しては都心からそう離れているわけではないはずだが、何だかずいぶん田舎に引越してきた
気分だ。でも窓から緑がたくさん見えるのは何と言っても嬉しい。建物は築20年くらいら
しいが、部屋はリフォームしたてなので、とても綺麗だ。台所を始め家全体の使い勝手もと
ても良さそうだ。風呂は流したお湯の量を計測して自動的に水を止め(お湯を止め?)、終
わったことを音声で知らせる。すごいなあ。でもそこまでするくせに、追い炊きができない
のだ。なんだかよく分からない。 

部屋数も多い。まあ私の場合必要としているのは広さと言うより壁の面積かもしれない。本
棚3つ、CDやDVD用の棚、電子ピアノ、ついでにギター4本とシタールもある。洋服ダン
スやら応接セットやらはない。一般家庭の荷物構成とはだいぶ違うかと思うが、それなりの
広さがないと収まりきらないのだ。広くて安いところを望むならあとは駅からの距離で妥協
するしかない。しかし、同じ徒歩15分でも緑の多い地域に行くのでストレスは少ない。ま
あそのうち毎日の通勤に音をあげるのかもしれないけど、今のところはとても満足してい
る。 

今まで、極端な家にばっかり住んでいたので(この前はやたら広いがぼろぼろで使いにくい
一軒家、その前はワンルーム)、やっとまともな家に住めるのは嬉しい。 

すぐ近くには小学校がある。うるさいかなと心配したがそれほどでもない。子供は割と苦手
な方なのだが(嫌いというより、つきあい方が分からないのだ)通学している子供の姿は意
外と心がなごむ。学校から子供の歌声や遊ぶ声が聞こえてくるのも悪くない。最近、子供が
歌ってる歌って昔とはずいぶん違うんだなあと思う。運動会の日だけはどこかに避難した方
がよさそうだが。 

引越しの箱詰め作業はひたすら面倒くさいだけで、好きではなかったが箱から出す方は、殺
風景なだけの部屋がだんだん住まいらしくなっていくので楽しい。それにしてもコードの多
いこと。テレビにビデオにミニコンポ、BSアンテナに地上波アンテナ、プレステにWII、PC
にプリンタにモデム。まったく、何て時代になったんだろう。江戸時代からタイムスリップ
した人に引越しの手伝いを頼んでも役に立ちそうない。「このビデオはBSに対応してないか
ら、このコードでテレビのBS出力とビデオの外部入力1をつないでくれる?」とか頼んでも
目を白黒させるばかりだろう。江戸時代までいかずともうちのお母はんでも無理だろうな。 

本のたぐいは出していると色んなものに目がとまってしまい、ついつい読み入ってしまう。
作業がはかどらない。 

ジョン・レノンの殺害を伝えるミュージック・ライフの増刊号に当時の新聞記事がはさまっ
ていた。1980年12月10日の朝刊。このころの新聞の活字は小さかったんだなあと、ちょっ
とびっくりする。お昼には「笑ってる場合ですよ!」をやっている。「笑っていいとも」が
はじまる前の、B&Bが司会をしていてあっという間に終わってしまった(と思う)番組だ。
7時半から「連想ゲーム」8時からは「御宿かわせみ」9時から水曜ロードショーで「リッ
プスティック」をやっている。そんなに昔のこととは思えない。これから4半世以上の時が
流れたなんて実感がわかない。 

この日はたいしたニュースがなかったみたいで、一面には「防衛力近代化急ぐ〜自民が予算
拡大」と「やはり大都市の有名校〜志望動向はほぼ定着」といった見出しが所在なげに並ん
でいる。天声人語(朝日なのだ)は税金と福祉の話。ジョンの記事は社会面である。 

ジョン・レノンが殺されたことが、世界史クラスのニュースであったのかどうかは、もう少
し先まで歴史の流れをみないと何とも言えないが、そうなる可能性はあると思う。少なくと
も自民党の防衛政策や大学志望の動向よりは重要な気もするが、もちろん私が間違っている
のかもしれない。


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